第51回 台・日美術交流展 開催報告

藝文協会ジョイント展特製ポスター。日本人作家名が全て記載されている。
日本と台湾の歴史は日清戦争の後、1895年の下関条約において台湾と澎湖諸島を清国から割譲されたことで、50年間の日本統治時代が訪れました。それを機に医療はじめ鉄道、金融、教育などによる台湾の近代化構築に結びつきました。
戦後1945年、日本統治は終結し中華民国が再開しました。ところが、1972年の日中国交正常化により日本は台湾との外交関係を控えざるを得なかったのです。
しかし、民間レベルの友好的交流は返って活性化し、両国の文化交流や経済的な深い繋がりが、今日の日台の絆に強く影響しています。
五十年というキーワード。これは日本統治下から第二次世界大戦までの50年と中華民国再開から当年2025年までのおよそ50年余りです。台湾社会の様々なインフラ構築による近代化の実現の50年と独立独歩の道を進み、新たな日本との文化的、経済的な友好関係構築の50年余りが、今の両国を結ぶ絆となっております。
私たち藝文協会と日本美術家の皆様は、2025年の第51回展に参加しました。美術家の皆様は出品して、一部の方は開会式にも訪れました。そして、私たちは世界で最も親日家と呼ばれる台湾人の美術家の方々にこの上ない歓待を受けたのです。
この歓待はキーワード「50年」が生み出したものと言わざるを得ません。そうしたことから、「第51回台日美術交流展」開催の報告をここにお伝えいたします。
令和。ここからは、日本人が台湾に出向いたことをご報告しますので、あえて「令和」という年号表記といたします。
令和7年12月1日
国立中正紀念堂第二室にて「第51回台日美術交流展」が開催されました。午後2時から開会式が開始され、先ず中華民國外交部陳忠正氏による祝辞、日本台湾交流協会(日本国外務省)荒木直哉氏、中正紀念堂處(館)長張惠君氏、全日本美術協会九州支部長末廣章氏、藝文協会代表理事の順にお祝いの言葉が贈られました。
続いて、出展者を代表して洋画家髙畑雅一氏と須藤大介氏による自己紹介を含めたご挨拶が述べられました。
最後に、第51回展と同時開催の美術展全てを包括した表彰における台湾人美術家受賞者の紹介が行われ、同会の士気を高めた挨拶がなされ幕を閉じました。
尚、入場人員は100名(1日)を超えたとの報告を主催者側より受けております。

左から画家須藤大介氏、画家中村氏、藝文協会代表理事、中正紀念堂處(館)長張氏、中華民國外交部陳氏、台日美術協会林理事長、日本台湾交流協会荒木氏、全日本美術協会九州支部長末廣氏、藝文協会専務理事、画家髙畑雅一氏。

開会式会場に臨席した要人や日本美術家、台湾美術家など着席風景。

中華民國外交部 陳忠正氏


日本台湾交流協会
荒木直哉氏

日本人出展者
画家髙畑雅一氏

友好ペナント、林理事長から贈呈。

会期
2025年11月29日(土)〜2025年12月10日(水)
会場
中正紀念堂 第2室