活動内容
Activity

タイ王朝スコータイからチャクリー王朝に続く780年の歴史を祝って 
チェンマイ・日本友好美術展 開催報告

出発初日

平成30年6月22日(金)午前。羽田と関空から、総勢30名ほど(WACスタッフ含む)で「チェンマイ日本友好美術展」現地交流ツアー一行は日本を旅立った。 
本展は平成28年(2016)に崩御された前国王の一年間の喪が明けて、新国王ラーマ10世になって初めて行う展覧会となる。 

同展は、タイ王朝スコータイからチャクリー王朝へ続く780年の歴史を祝うとともに、両国の友好をより深めることを目的として開催された。 

羽田出発前の団結式では、本展主催・運営となる世界芸術文化交流会(同WAC)赤尾信敏最高顧問による出発の挨拶があった後に、一行は一路タイ・チェンマイへと向かった。 

赤尾信敏最高顧問による出発の挨拶

チェンマイ空港到着後、パトカーの先導により夕食会場へ 

同日夕刻、チェンマイ到着。
日本美術家一行は、チェンマイ国際ターミナルで、チェンマイ県の王族チャオ・パキナイ・ナ・チェンマイ殿下のお出迎えという光栄に与り、チェンマイの絶大なる歓迎に歓喜した。

二日目

翌23日午前。
予てより日本文化教室実施の招請を受けていた、会場にほど近いユパラート中等高等学校へ向かった。 
そこでは日本美術家による写生教室と、書道体験教室が開かれ、同校の生徒たちは有意義な時間を過ごせたことだろう。

開会式

同日夕刻、美術展会場チェンマイ市芸術文化センターで開会式が行われた。 
式典には県知事や市長代理として助役、日本総領事も開催祝いに訪れ、それぞれから祝辞を賜った。 
同展運営のWAC(以後=同会)代表理事は、開催概要の説明を行い、同会赤尾信敏最高顧問(元在タイ日本国大使)と王族チャオ・パキナイ・ナ・チェンマイ殿下による開会宣言を合図にテープカットが行われた。 
同開会式では、日本とチェンマイの友好の植樹祭も伴うほか、チェンマイ舞踊による歓迎もあり、盛り沢山の式となった。

展示作品

総展示数197点、チェンマイ・アーティストの作品7点、日本側は190点となり、日本作品のうち47点は、チェンマイ市芸術文化センターに収蔵品として小中学校などに永久的に貸与し情操教育や福祉などに貢献する目的で活用されるという。 

開会宣言

世界芸術文化交流会赤尾最高顧問「今後のチェンマイと日本がよりよい友好関係を未来永劫築けることを期待して、ここに本美術展開催を宣言致します」。 
チャオ・パキナイ殿下もタイ語で同内容を宣言した。

川田総領事 祝辞要約

チェンマイは、タイの中でも特に歴史と文化がある街であり、日本を含む国内外の芸術家にとって魅力的な街であります。 
そして経済面・市民レベルの交流に加え、近年では芸術分野での交流も活発になっています。 
この度の展覧会を通じ、チェンマイの多くの方々に、日本の素晴らしい作品に直に触れて頂き、両国の友好関係が益々発展していくことを願っております。

在チェンマイ日本国総領事館
川田一徳総領事

パイサーン・スーラタムウィト助役 チェンマイ市長代理 祝辞要約

今回の美術展におきましてはチェンマイと日本との友好の架け橋としてだけではなく、当地域の子供たちにとっても、作品を通して、芸術の審美眼を養う素晴らしい機会だと感じています。

チェンマイ市 パイサーン・スーラタムウィト助役

パウィン・チャムニープラサート・チェンマイ県知事 祝辞要約

今回の美術展も、タイと日本の芸術を通して両国の友好関係をより強固に未来を推し進める絶好の機会であります。 
両国の協力関係がより強いものになることで、両国はより発展していくことになるでしょう。

チェンマイ県 
パウィン・チャムニープラサート・チェンマイ県知事

ソムラップ・キティヤコーン殿下による乾杯ご発声

チャオ・パキナイ殿下による表彰式

赤尾信敏最高顧問による閉会の言葉

観光/見学/各集合写真

会期

2018年6月23日(土)~6月27日(水)

会場

チェンマイ市芸術文化センター