活動内容
Activity

第一回 藝文協会展 
併設:第8回子供ふれあい芸術展 開催報告 

 日光東照宮客殿・国宝東廻廊・東小詰における日本美術作品展示、「第一回藝文協会展」が当年、7月に開催されました。
 奇しくも、日光東照宮を含む日光の社寺が世界遺産登録されてから二十五周年を迎える年に本展の第一回展を開催できましたことは、弊会にとっては記念すべき偶然とも考えられます。
 この度は、「第一回藝文展(略称)」では「子供ふれあい芸術展」も開催されまして、武徳殿で7月20日に開かれた本展開会式の翌日には30名の子ども達の表彰式が平成の間にて行われました。
 特にこの度の展示作品には、文化勲章受勲画家二名と書家一名の作品も展示されて、一般来場者も数多く訪れました。美術展としては、これまで以上の反響を呼びました。
 本展の入場者数は、初日20日が5190人、21日6114人、22日5111人、23日3952人、24日4164人、総計24531人(日光東照宮調べ、拝観者含む)となりました。
 東回廊、東小詰、客殿それぞれに多くのご来場がございましたことをご報告致します。

令和6年7月20日

「第一回藝文協会展」廻廊会場の様子

開会式 
 7月20日、午後2時30分、武徳殿にて開会式が行われました。
 初めに一般社団法人藝文協会赤尾信敏最高顧問(元在タイ日本国大使)による第一回藝文協会展開催宣言から始まりました。

以下、「第一回藝文協会」展及び「第8回子供ふれあい芸術」展でのご挨拶をここに紹介する。

「第一回藝文協会」展 開会式挨拶

開会宣言

赤尾信敏最高顧問

開会式の様子

 只今ご紹介に与りました一般社団法人藝文協会の赤尾でございます。
 開会宣言に先立ちまして、今回の第一回藝文協会展開催に至る経緯について、今迄の美術展を含めて簡単にご説明させて頂きたいと思います。
 開会式にご列席の多くの皆様には繰返しかも知れませんが、日光東照宮での私どもの美術展開催は、東日本大震災の復興祈願と支援を目的とした2013年(平成25年)春に遡ります。
 弊会から、日光東照宮での美術展開催可能性についてご相談申し上げたところ、快諾を得、此がご縁となり、2014年、2015年の四百年式年大祭、翌2016年の御鎮座四百年祭、2017年の「陽明門」平成の大修理竣功奉祝行事、2018年は平成の最後を飾る奉納美術展覧会、2021年日光東照宮境内建造物八棟が国宝指定70周年を記念した「芸術神来楽展」、そして2022年には徳川家康公生誕四八〇年を記念した「芸術の虎展」を開催してきました。
 以上の第二回目以降の美術展は全て日光東照宮と藝文協会との共催により、開催されました。これらの美術展は何も、「四百年式年大祭」など日光東照宮の具体的な祝賀行事などに関連付けて開催されましたが、それに該当しない年には開催が困難という状況でした。そこで、ご相談の上、今後は日光東照宮の祝賀行事等に該当しない年でも随時開催を可能とするとのご配慮を頂くことになり、今後は「藝文協会展」という名称にて開催することとなりました。同時に、日光東照宮からは、可能な限り、従来通りの便宜、ご協力を頂戴するという形で運営するように成りました。
 そして、稲葉宮司の御出席の下、祝辞を頂戴することになりました。また、日光市からも引き続き後援を賜り、このご配慮に対し、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
 今回の美術展に出展下さいました美術家の皆様、また、ご多忙の中、本日の開会式及び明日の子供入賞者表彰式に参加の美術家の皆様に心から感謝を申し上げます。
 私たちはアジア、ヨーロッパ、ハワイなど海外でも、「子供ふれあいセッション」を通じた情操教育の推進を活動の柱として、美術展(その機会にワークショップ等)を開催してきております。コロナの流行などによる一時の中断もありましたが、一昨年秋にはイタリア(ボローニャ)、昨年4月にはベトナム(ダナン、「日光東照宮分霊三日月神輿」がダナンホテル三日月内に設置されている)、本年2月にはタイ(バンコク)で開催し、この秋にはローマでの開催を決定しています。明年春には、台湾での開催を予定です。
 海外での企画も正常化しつつありますので、美術家の皆様には、引続きご協力を、ご検討頂ければと思う次第です。
 前置きが長くなりましたが、それでは「第一回藝文協会展」の開会を宣言します。(要約)
 

稲葉久雄宮司 ご祝辞

 紹介を頂きました。当宮の宮司の稲葉でございます。それでは一言。本日、一般社団法人藝文協会主催による第一回藝文協会展が、最高顧問赤尾信敏様、代表理事石川文隆様、また、美術家の皆様には、ご多忙の折、斯様に暑い中、全国各地よりご光栄を頂き、開会式典が斯様に盛大に開催され、誠におめでとうございます。藝文協会と当宮で開催したこれまでの展覧会に思い起こされます。
 今回、藝文協会様が主催し、当宮で開催する展覧会に初めて御丹誠の作品をご奉納下さる先生方が10名いらっしゃるとお聞きしました。大変恐縮致しております。心から感謝申しげる次第です。誠にありがとうございます。「輝く未来」をテーマとする今回の第一回藝文協会展は、今お話のように、これまでとは異なり藝文協会が「主催」をされての開催です。そして、多くの皆様のご賛同にて盛大に開催されますのは、斯界第一線でご活躍の先生方の深いご理解、藝文協会様のこれまでの積み重ねがご尽力の賜物と感謝をし、また敬意を表する次第です。
 結びに、本展覧会が盛会に終了されること、併せて藝文協会様の更なるご発展と、お集まりの皆様の益々のご健勝を記念致しまして、大変簡単ですが、ご挨拶とさせて頂きます。おめでとうございます。(要約)

稲葉久雄宮司

開会式の様子

代表理事挨拶

石川文隆代表理事

藝文協会会長パトラスダ・キティヤコーン殿下

 藝文協会の石川文隆です。日光東照宮様とは長い間交流が続きまして、今回初めて「藝文協会展」という我々の組織の名前で展覧会が始まりました。これは、今まで以上に長くの連携が重要かと思っています。
 本当に今回ご出展頂きました先生方に感謝を申し上げますと共に、第二回迄もご参加を賜ることが出来ますなら、その時は改めて感謝したく思います。そして、赤尾最高顧問にこれまで、これからの活動をお話頂きました。始めたからには続けていくことが重要で、稲葉宮司様、湯澤権宮司様のお力添えがあっての藝文協会展だと思います。勿論、最高顧問のお力添えも頂いておりますが、それに甘えずに我々も頑張っていきたいと思います。これにつきましては、先生方のご尽力あってこそ頑張れると私は思います。
 「平和、平和」と簡単に言いますが、中々平和な世が来ないと思います。どんなに少ない人数でも、人の一生が係る事故や事件、そういうものが、非常に多く、そうした事がないような人間づくり、あとは、本当に「ありがとうございました」しか言いようがないが、私には一つ、深くお詫びすることがありまして、本来であればこの20日の日に当会の会長パトラスダ・キティヤコーン殿下がお見えになるはずでしたが、これは王室のしきたりというか習わしのような、どうしても断れない用事が入ってしまっているということなんです。ついこの間、タイに行かれた方はご存じだと思うのですが、王位継承権の位が非常に高い王女殿下がお見えになりました。チュラポーン殿下と言いますけれども、その殿下から、「パトラスダ・キティヤコーン殿下のお誕生日のお祝いをする」とパトラスダ殿下は告げられたそうです。「これはどうしても断れない内容だから許して欲しい」と言われました。
 ですからラーマ9世大王の王妃様がシリキット・キティヤコーン陛下ですから、名家なんです。名家だからなんだって話もあるかと存じますが、名家だからこそやらなくてはいけないこともあるのです。エイズ基金。特に、母子感染のエイズ基金、その推進活動ですね。それを受け継いでいるのが、パトラスダ・キティヤコーン殿下なのです。ですから、非常に素晴らしいお考えをお持ちの方なので、私が自信を持ってご紹介できる会長でございますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 

第8回子どもふれあい芸術展を併設

 この度開催された「第一回藝文協会展」の併設展として「第8回子供ふれあい芸術展」も開催されました。 
 本展では未来ある子どもたちの作品を世界遺産日光東照宮において展示し、第一回藝文協会展に出展される本物の美術家のっ方々の芸術に触れる機会を与えることを目的としています。 
 子ども作品は全国から公募形式で募集し、全ての作品が展示されました。 
 本展は世界平和と未来へ向けた美術教育として美術展のテーマである「輝く未来」に準じて「輝き」をテーマに子どもたちに作品制作して貰いました。 
 そして、付帯企画としてペットボトルキャップアートという      全てのご来場者で日光東照宮の平和の象徴である「眠り猫」を作り上げていくイベントも開催されました。 
 本イベントはいらなくなったペットボトルのキャップを使用して行われ、子どもたち、そして大人たちも地球環境を大事にしていこうということで開催されました。 
※認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(ボトルキャップ換金後の寄付先) 
 

ペットボトルキャップアートの「眠り猫」

日光東照宮客殿廻廊における子ども作品展示の様子

日光東照宮客殿廻廊における子ども作品展示の様子

第8回子供ふれあい芸術展 会場の様子