一般社団法人 藝文協会(芸文協会)

文中の表記におきましては、一般社団法人
を割愛して藝文協会(芸文協会)としております。

活動内容 activity

地球を護る美術展

ヴィジットマレーシアイヤー認定事業

地球を護る美術展

「地球を護る美術展」開会式 2008年3月25日

展示会場入り口

 

東京都浅草の地において、『地球を護る美術展』の幕が開けました。本展の趣意は”子供たちが担う平和な未来”を構築するための”社会教育”であり、その趣意に賛同する美術家の作品は優に500点をも超えることとなりました。午前11時、マレーシア大使ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下ご到着と同時にマレーシア伝統舞踊によるダンスショーが始められ、開会式が開始されました。 先ず、始めに世界芸術文化交流会日本代表名誉顧問萩原譲治先生により開会が宣言され、 続いてマレーシア大使閣下のご祝辞を頂戴し、テープカットが行なわれました。

左より萩原譲治先生、WACマレーシア代表サハリマン・ハムダン氏、マレーシア大使ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下、マレーシア赤新月社代表ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長、弊社代表石川文隆

 

その後、大使閣下を先頭に会場内の作品鑑賞となり、始めに、本展の重要な部分となる”社会教育”事業「”国際”子供ふれあい芸術展」展示コーナーに足を運ばれました。続いてマレーシア観光省主催による“美しいマレーシア”の写真展、日本美術家とマレーシア・アーティストの展示作品を鑑賞されました。

本展の出展者は世界芸術文化交流会TRFR会員を中心に、特別会員、正会員、一般出展者によって構成されております。
会場には、マレーシアの食文化プロモーションとして、マレーシア国営レストラン“ジョム・マカン”によるフードコーナーも設けられました。

世界芸術文化交流会日本代表名誉顧問萩原譲治先生 開会宣言

 

 

本日は、地球を護る美術展の開催誠におめでとうございます。
多くの御来賓の方々と共に日本美術家、又マレーシア美術家の方々が多数御参列なさる中での開会式であります。

又、この展覧会に出席されました美術家の方々には心より敬意を表します。
芸術は人間賛歌の道であり、人類共通の合い言葉でもあります。そして、芸術を通じ善なる力を結びゆくという事が我々に課せられた偉大なる使命ではないでしょうか。

本展は平和を祈る心を根幹としております。本日、この展覧会に参加された数多くの芸術家達の力は多大なものがあります。一人一人の心の中に平和の砦を築き、平和を奏でるこの美術展に私も一人の芸術家として出展させていただきました事を心より光栄に存じます。
平和の為、人類の為に力を合わせ前進しゆく事を誓い、私の言葉とさせていただきます。
本日は、大変におめでとうございます。

伝統舞踏のダンスショー

子供作品の展示

 

マレーシア大使 ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下

会場をご観覧されるマレーシア大使

 

日本とマレーシアの世界芸術文化交流会会員の方々、そしてマスコミ関係者や両国の重要なご来賓の皆様。日本における、本年の“ヴィジット・マレーシア・イヤー”を記念して、『地球を護る美術展』と『美しいマレーシア写真展』が開催されることは、私にとりまして、この上ない喜びです。
私は、日本とマレーシアの美術家を始め、ここに参加される皆様に本展開催のお祝いを、ここに申し上げます。そして、世界芸術文化交流会とマレーシア政府観光局、マレーシア赤新月社、マレーシア・ホームスティ協会など、運営にあたられる方々には、ご成功をお祈り致しますとともに、そのための協力を私は惜しみません。

私は、この展覧会がマレーシアと日本の芸術家の芸術性を高める為の大きなプラットフォームであると、信じて止みません。それは、ここにある、美しい風景の写真や芸術作品が、やがて両国の文化遺産となるほどの力量があるからです。
開催の前にひとつ、私は日本人美術家がこの展覧会全てを教育とされていることを目の当たりにするでしょう。これは、客観的に見ても成功を裏付ける要因となるでしょう。そして、この展覧会に望むにあたり、主催者とスポンサーに、もう一度感謝させてください。
これから、開会される日本-マレーシアの芸術交流および写真術展示を存分に楽しみたいと思います。
時代は、マレーシアです。マレーシアは世界を歓迎します。ありがとう 。

「子供ふれあい芸術展」合同作品制作会 2008年3月29日

  午前11時、“子供ふれあい芸術展”における、子供とアーティストによる合同作品制作会が開催されました。オープニングセレモニーとして、世界芸術文化交流会マレーシア代表サハリマン・ハムダン氏の開会の挨拶が述べられました。氏は、マレーシアは、特にこの“社会教育”となる、子供ふれあい交流を大切に思い、日本の美術家の方々と協力し合うことを、楽しみにして日本に訪れたことや、その為に31人のマレーシア人の参加があったことは、本会の成功の証であると述べられました。そして洋画家荒尾尚樹先生よりスピーチ頂いた後、いよいよ合同作品制作が始まりました。作品テーマは“FRIEND SHIP”=友情、大人数の参加を踏まえ、5つのグループに分けられました。

始める前に、其々のグループでディスカッションを行なった結果、「友情+花」、「友情+動物」など、与えられたテーマにグループ毎の特色がでた作品が仕上がっておりました。テーマが統一されていたとしても、個人個人の思いが交錯し合う訳ですから、創作を見守るものとしては、どのような作品が生まれてくるかと不安な気持ちもありましたが、そんな心配をよそに、いずれのグループも驚くほど調和の取れた作品を完成させる事が出来ました。ここにまた、“芸術の力”が発揮されたように感じます。

   
WACマレーシア代表
サハリマン・ハムダン氏 
   
     
 
     
   

合同作品製作風景と記念撮影

 

   
     
画材協賛:    

 

「地球を護る美術展」フェアウェルパーティー 2008年3月29日

『日本秀英美術録』が献上されました。

午後6時30分開場とともに、日本美術家とマレーシア・アーティストらが続々と入場し着席。午後7時頃、マレーシア大使ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下夫妻に続き、マレーシア赤新月社代表ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長夫妻、日本アセアンセンター事務総長赤尾信敏様、マレーシア政府観光局シャリル・モハメッド・アリ局長などマレーシア要人の方々ご入場となり、祝宴の準備が整いました。 始めに、マレーシア赤新月社代表ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長より、本会の意義と感想が述べられ、続いて日本アセアンセンター赤尾事務総長より、”アセアンと日本の関係”についてスピーチ頂きました。続いて、世界芸術文化交流会教育顧問坂本半酔先生より乾杯の音頭をおとり頂き、パーティー開始となりました。歓談中は、大使や赤新月社理事長を囲み撮影など、賑わいを見せており、日本とマレーシアの心の交流が展開されておりました。

「世界平和特命使節」授賞式

祝宴の中盤に差し掛かると、世界芸術文化交流会及びマレーシア赤新月社認定「世界平和特命使節」の授賞式となり、受賞者は順にステージにて、 マレーシア赤新月社代表ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長に認定楯を手渡され、本会のテーマ“社会教育”に携わったことへの重要性を噛みしめていたように思われます。凡そ2時間の祝宴の終わりとして、本会運営、WAC東京局長石川文隆より、本会参加者及び、協力関係者への感謝の意を表す終焉のご挨拶がなされました。

マレーシア赤新月社代表 ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長

  今日皆様の前でこのようにご挨拶させて頂くことを、光栄に思います。
これまでの5日間の展示会は、日本とマレーシアのフレンドシップというテーマの下に行われ、「Art For Earth AID」というタイトルにふさわしい、素晴らしいイベントになっていると思います。
マレーシアからは、子ども達から75作品、芸術家達からは50作品が展示されています。私は芸術家ではありませんが、芸術というのは、あるコミュニティとあるコミュニティが交流するための「ことば」になると考えます。
今年マレーシア赤新月社は設立65周年になります。先週は2500人のボランティアと共に、4日間の活動を行い、世界各地から52人の赤新月社メンバーが参加しました。

坂本半酔先生より作品贈呈

 

私たちの主な活動は災害への対応、ヘルスケア、社会発展支援などがありますが、これからも地域に根ざし、かつ国際的に活動していくことを望んでいます。
マレーシア大使のダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマンご夫妻、日本アセアンセンター代表の赤尾信敏様、世界芸術文化交流会東京代表の石川文隆様、マレーシアホームステイ協会代表のハジ・サハリマン・ハムダン様、そしてマレーシア政府観光局のシャリル・アディ様、本日は誠にありがとうございました。

日本アセアンセンター 赤尾信敏事務総長

  本日は、マレーシア大使ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下夫妻を始め、マレーシア赤新月社代表ダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長夫妻など、マレーシアの要人の方々がご出席するなか、お招き頂きまして有難うございます。始めに、日本アセアンセンターというわけですから、経済担当の私が何故、このような席に居るかをご説明申し上げます。数年前になりますが、私がタイ大使を務めている際に本会運営である石川代表に、やはり、このような文化イベントにお誘い頂いたのがきっかけで、本日もまた、お誘い頂いたということになります。また、マレーシアはASEAN(東南アジア諸国連合)の中でも重要な位置を占めることは間違いなく、その意味でも本日お招き頂いたことに非常に意義を感じております。経済で申し上げますと、日本とASEANは共に協力し合わねばならないわけですが、それは経済支援だけではないと私は思っています。田中角栄総理の時代は、日本人は、エコノミック・アニマルとよばれ、大変アジアや他の地域の国々に対して、経済先行型の国という強い印象があったのですが、その後、福田赳夫総理が打ち出した、“心と心のふれあい”が、今の ASEANと日本の友好の礎となっているように私は思います。これは、福田ドクトリンといいますアジア外交3原則の一つで、今でも活用すべきものと考えられます。だから、経済だけでなく、ASEANと日本は様々な分野で交流しなければなりません。福田ドクトリンとなる“心と心のふれあい”に照らして、今回の交流は大変有意義なものと感じます。

「地球を護る美術展」閉会挨拶

  本日は、マレーシア大使ダト・ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下ご夫妻を始め、日本アセアンセンター事務総長赤尾信敏様など、ご来賓の方々におかれましては、ご来場頂きまして誠に有難うございます。
また共催となる赤新月社代表のダト・ハジ・ムガット・モハメッド・ユソフ理事長様ご夫妻におかれましては、マレーシアから日本までお越し頂きまして有難うございます。
さて、本日の午前中は、日本とマレーシアの子供たちと両国の美術家の方々とで、“フレンドシップ”をテーマに、参加者全員で筆を入れて作品を創り上げました。丁度、皆様の右手方向に掲示しております。それぞれが思い思いの絵や文字を書いたにも関わらず、非常にバランスの取れた作品に仕上がっていると思います。
毎回、お話しておりますが、私どもの行なうイベントには、必ずこのような子供との交流があり、そこに“ふれあい”を求めようとするものです。“ふれあい”は、人間の最も必要とする栄養源のような気がします。
私は思うのですが、欲しいものが手に入るだとか、思うように物事が進むだけでは、“人”というものは、満足がいくものでは無いように感じます。やはり、それに“ふれあい”が伴わなければ、幸せは感じられないのではないでしょうか?
物事の結果を報告し、共に喜怒哀楽を表せる環境が、“人”を成長させると思います。
家族との対話、知人友人との交流に始まり、今回のような国際交流まで、それは全て、“ふれあい”です。私は、その“ふれあい”によって、少しずつ世界が平和になってゆく事を祈念して止みません。
そして、『地球を護る美術展』にご参加頂きました、日本美術家の先生方、マレーシアのアーティストの方々、全ての関係者に心より感謝申し上げます。
最後に、本展の名称につきまして一言、私は丁度、東京オリンピックや新幹線開通の頃に生まれた方々と同じ世代です。高度成長を遂げてゆく日本経済とともに成長して参りました。日本が目覚しい発展をするとともに、テレビ画面のなかでは地球を護るヒーロー達が活躍し始めた時代でもあります。そんな私の幼少の思い出も相まみえて、このような名称になった訳です。
本展の看板などには、赤新月社の赤がイメージされておりますが、私には“ウルトラマン”のカラーに見えてしまうくらいです。
あくまで私のイメージですが、現代の“ウルトラマン”として、最後には美術文化が必殺技を出して活躍し、世界を平和にしてもらえたらと心から思っています。
以上、つたないメッセージですが、閉会の挨拶に代えさせて頂きます。
皆様、本日は誠に有難うございました。

WAC東京局長 代表 石川文隆

 

現地作家の皆さん

 

AMIRUDIN BIN
ARIFFIN 
 
 

 

MOHD AIS BIN
ABDUL AZIZ

 

MOHD AZMI BIN
MOHD AIS

 

ABU BAKAR
IDRIS

 

SUZLEE
IBRAHIM

 

ZAIM
DURULAMAN

 

ABDUL AZIZ BIN
LEBAI ALIAS

 

ROSLAN BIN
JALALUDDIN

 

RPROFESSOR DR.
NORSITA TOHAR

 

HINDUN BT
RAMLI

 

共   催: WAC世界芸術文化交流会/マレーシア赤新月社
後   援: マレーシア政府観光局/
マレーシアホームステイプログラム協会/日本マレーシア協会
協   賛: 株式会社フィネス/国連NPO国際児童基金//株式会社戸田明和

 

会期:2008年3月25日(火)~30日(日)
会場:東京都立産業貿易センター(東京)

一般社団法人藝文協会(芸文協会)