一般社団法人 藝文協会(芸文協会)

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「日光の社寺」世界遺産登録20周年記念 日光東照宮美術展覧会

客殿展示風景一部

 

令和元年7月21日(日)から25日(木)の5日間、日光東照宮国宝東西回廊及び東京都庁の設計者で日本では文化勲章、フランスではレジオンドヌール勲章を受けた丹下健三設計の日光東照宮客殿において日光東照宮美術展覧会「黎明」が開催された。

※出展者同行者の合計232名が式典に参加。

 

開会式

令和元年7月21日(日)午後2時、日光東照宮武徳殿にて開会式が施行された。始めに主催者である日光東照宮稲葉久雄宮司より、開催意義のご説明と式典に参列した芸術家へのご挨拶がなされた。

ご列席者3名の挨拶の後、優れた芸術家を称え「恒久平和貢献作家之証」及び「奉納受納証」が稲葉宮司から授与された。

稲葉久雄宮司挨拶(要約)

この度は私ども日光東照宮、一般社団法人藝文協会との共催の美術展覧会式典執行にあたり全国各地より大勢の美術家やご来賓の日光市教育委員会教育長齋藤孝雄様、美術展の共催を頂きました一般社団法人藝文協会最高顧問赤尾信敏様などにご光来を頂きましたこと、誠にありがたく厚く御礼を申し上げます。 この「黎明」と題する美術展は、世界文化遺産登録20周年を迎え新たな道を進まんとする当宮にもぴったりマッチするものと心得ます。

先生方の作品は泰平の世をひたすら願われた御祭神徳川家康公の御心を和め、更には本展覧会にご来場される多くの人々の心を癒すものとなることでございましょう。

そして日光や日本全国の小中学校から優秀な展示作品が寄せられ、日光東照宮が美術によって後進の育成にあたる美術展にしたく心より念じております。

 

稲葉宮司ご挨拶

 

日光市教育委員会教育長 齋藤孝雄様祝辞(要約)

市長の大嶋一生の代理としてご挨拶を申し上げます。

この度は「日光の社寺」世界遺産登録20周年記念日光東照宮美術展覧会「黎明」が開催されますことを心よりお祝いを申し上げます。おめでとうございます。この展覧会には、徳川家康公の平和思想を具現するという趣旨に沿って、多くの先生方による平和への祈りを込めた多くの作品が展示されていると伺っております。

また、令和最初の開催となる展覧会であり、幕を開けた新しい時代が子どもたちのためにも平和で希望に満ち満ちた時代となるよう願いが込められたものと理解しております。

大変簡単ではございますが、展覧会のご成功を祈念いたしまして祝辞とさせて頂きます。

 

日光市教育委員会教育長 齋藤孝雄 祝辞

 

栃木県知事 福田富一 祝電

「日光の社寺」世界遺産登録20周年記念 日光東照宮美術展覧会

『黎明』が盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。

本展覧会の御成功と関係者の皆様の御活躍を祈念いたします。

 

栃木県知事 福田 富一

共催藝文協会最高顧問 赤尾信敏挨拶(要約)

本年もまたこのような美術展を日光東照宮と共催させて頂きましたことを非常に嬉しく思います。日光市教育委員会齋藤教育長様には非常にご丁重なる祝辞を賜りました。

本日の開会式には美術展に出展下さいました非常に多くの美術家の先生方、並びに同行の皆様にご出席頂いておりますことに感謝致しております。

もともと当会は前身の亜細亜芸術文化交流会を含めちょうど19年を経るところでございますが、この8月から20年目に入るところです。これまで日本国内外の各国美術家との交流を通じた相互理解の増進と世界平和への貢献を目的に活動を続けて参りました。

今後とも引き続き皆様のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げて、私のご挨拶とさせていただきます。

共催藝文協会最高顧問 赤尾信敏挨拶

 

表彰式

表彰式では日光東照宮美術展覧会「黎明」において「日光東照宮恒久平和貢献作家之証」及び「奉納受納証」の授与式が執り行われた。

授与は日光東照宮稲葉久雄宮司によって行われ、美術に対する深い理解があったことが偲ばれる。

稲葉宮司も御祭神徳川家康公の目指した美しく平和な国づくりに従い、美術というものを大切に考えていることが、これまでの美術展開催に如実に表れていることが明確になったことであろう。

 

日光東照宮美術展覧会「黎明」 芸術奉納天下泰平旗~令和の未来に

本展では、実作の展示のほかに芸術奉納天下泰平旗として、およそ縦2m、横1m10cmの巨大な旗が掲揚された。そこには、美術家の作品図版と由緒ある御家紋がデザインされ、日光東照宮に訪れた観光客を圧倒した。

260有余年続いた泰平の世を継承する美しい景観が令和の時代に披露された。

日光東照宮美術展覧会「黎明」芸術奉納天下泰平旗 掲揚写真

 

ライブペインティング

日光東照宮美術展覧会「黎明」にかかわらず、これまで日光東照宮が行ってきた美術イベントでは、日光の小中学校の子どもたちとのアートセッション(大きな紙面に美術家と子どもたちが共同で絵を描くイベント)や書家による席上揮毫、そして近年では画家によるライブペインティングなども行うようになり、本年も白日会常任委員の広田稔氏によるライブペインティング、そして同じく常任委員の寺久保文宣氏のパフォーマンスの解説によってイベントが行われた。

ライブペインティングでは湯澤権宮司をモデルに、広田稔氏の色彩を用いた作画が行なわれ、寺久保文宣氏による解説で、広田氏のパフォーマンスが終了した。

次に最後の式典となる御本社将軍着座の間の特別ご祈祷が終了し、「芸術奉納之儀」イベントは幕を下ろした。

解説する寺久保氏(右)と広田氏(左)

日光市と日本各地から選ばれた子どもたちの優秀作品

国宝東回廊展示風景(文化勲章受章者、文化功労者、日展会員などが出展)

国宝西回廊展示風景(日本第一線級美術家作品を展示)

将軍着座の間にて特別ご祈祷

 

 

 

 

 

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